鍼(はり)について
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- 鍼は痛くないですか?
- 基本的に痛くないものです。しかし、鍼特有の感覚(ひびき)を痛みと感じる場合があります。当院では、治療に用いる鍼は直径が髪の毛(0.2mm以下)程度の細さで、鍼先は痛みをできる限り伴わない形状のものを使用しています。
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- 鍼は清潔?消毒されていますか?
- 当院では、ディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。一回使用毎に廃棄し、使い回す事はありません。
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- 鍼は本当に効くのですか?
- 中国や日本だけでなく、世界的にもその効果が科学的に認められています。
WHO(世界保健機関)では、鍼灸は疾病に対して治療効果があるとして、適応疾患を発表しています。
また最近では、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表されました。
鍼灸は、いわゆる民間療法とは異なる、明確な理論と臨床経験に基づき確立された医療です。
灸(きゅう)について
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- お灸は熱くありませんか?火傷しませんか?
- 「シクッ」と感じるような熱さを最後に感じることがあります。また、温かさを感じるまですえることもあります。
当院では、台座付きのものや灸頭鍼(鍼の頭にお灸を着けたもの)などを使用します。また、直接もぐさを燃焼させるタイプのものでも緩和紙を用いるなど、火傷の防止につとめております。熱刺激に弱い方はご相談ください。
施術について
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- 治療時間はどのくらいですか?
- ひとりひとりに適切な治療を行う為、治療内容によって異なります。おおよそ90分程度の治療時間を目安としております。
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- どのくらいの頻度で受診するのですか?
- 治療効果をより確実にするために、初回から4~5回目までは1週間に1回程度と、なるべく間隔を空けずに来院することを提案しています。症状が改善した後や健康管理の一環として受診される場合は、2~4週間に1回程度の来院をお勧めします。鍼灸治療は、回数を積み重ねることで効果を発揮することをご理解ください。
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- 治療を受ける時の服装はどうすればいいですか?
- 当院専用の患者着をご用意いたします。
ご自分で用意される場合、手足・背中・お腹の出せるタイプが最適です。
また、灸施術では、もぐさの香りが頭髪、衣服などに付着することがあります。
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- 治療後は入浴してもいいですか?
- 1~2時間後を目安に入浴をしてください。
血流が良くなっていますので、長風呂をする場合はのぼせやすくなることもあります。
また、アルコール類を飲まれると、いつもより早く酔いが回ることがあります。ご注意ください。